RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO 2024 S/S Vol.1 「HEōS」「el conductorH」
新城輝昌が、「HEōS」「el conductorH」のヘアメイクチーフを務めました。
- 新城 輝昌
2024年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月28日から9月2日まで開催され、資生堂ヘアメイクアップアーティストは今シーズンも様々なブランドにヘアメイク協力しました。
▶協力ブランド
el conductorH, HEōS, Wilsonkaki, TWEO, CINOH,DRESSEDUNDRESSED, HIROKO KOSHINO, and A BATHING APE®︎
ここでは、el conductorH, HEōSのレポートをお届けします。
el conductorH (コンダクター)
今季のテーマは「suppression(感情・活動・苦痛・力などを抑えること)」
ファッションウィーク期間中のパリを訪れたデザイナーの長嶺信太郎氏が、日本ではあまり見ないストや暴動といった様々な主張を展開する人々を目にし、実は“本来の感情や活動が抑圧されているような状態は自然ではないのではないか”と考え、抑圧からの解放、自由について考えもがいている人々の姿を投影したコレクションを製作。今季のポイントは退廃的なアイテムとトラッドな要素を持つアイテムをコレクション内に混在させたコンダクターらしいスタイルを披露しました。
Hair&Makeup led by 新城 輝昌
ヘアメイクでは、多様なストリートカルチャーの要素にダークファンタジーなムードを加味することで、コンダクターらしい疾走感のある強さをよりストレートに表現しました。
〈メイクアップ〉
白やグレーのカラーコンタクトを使用、さらにメイクアップで眉をなくし目もとに陰影を与えることでアンダーグラウンドなムードを演出。ウィメンズはツヤやグリッターなど質感をリップに加えインパクトを。
〈ヘア〉
ルックに合わせ、大胆に逆立て動きをつけたスタイルやバントゥーノット(お団子スタイル)など、共存する様々な個性を際立てるようスタイリング。
・使用商品・
アイシャドウ:SHISEIDO メーキャップ ポップ パウダージェル アイシャドウ 04 Sube-Sube Beige
HEōS (ヘオース)
ショーテーマはNIBROLL(ニブロール)。
今季、村上龍氏の小説『限りなく透明に近いブルー』にインスパイア。“何者かになりたい”と願いながらも自堕落な生活を送る若者たちが、苦しさや虚無感の先に“希望”を見出す。そんなストーリーに暁川翔真デザイナー自らのルーツも重ね、ファッションとして表現されました。
HEōSらしいヴィンテージ調を感じるエレガントなムードは継続しつつ、小説の舞台背景を思わせる迷彩やパイソン柄、ウェスタンブーツなどアメカジの要素をMIXしたコレクション。フィナーレは、天井から花火を降らせた幻想的な演出で、希望の光を表現されていました。
Hair&Makeup led by 新城 輝昌
ヘアメイクでは、小説の舞台背景や登場人物をモチーフに、退廃的でありながらもどこかセクシーさやロマンティックなムードを忍ばせるよう表現しました。
〈メイクアップ〉
Tear-stained face & Smudge Eyes
それぞれのモデルに合わせて陰影を強調した目もと。キラリと光るグリッターの輝きを無作為に重ねたり、涙跡をメイクで表現し、崩れてしまったような仕上がりをポイントに。
〈ヘア〉
ドライで乱れた質感を共通とし個々のムードを生かしてスタイリング。
ウィメンズはニュアンスに差をつけキャラクター性を際立ててデザインしています。
・使用商品・
アイシャドウ:SHISEIDO メーキャップ ポップ パウダージェル アイシャドウ 04 Sube-Sube Beige / 09 Dododo Black
リップ:
SHISEIDO メーキャップ テクノサテン ジェル リップスティック
411 Scarlet Cluster/412 Energy Surge
公式サイト:楽天ファッションウィーク東京
ブランドサイト:el conductorH
ブランドサイト:HEōS