GAKU「我美と作美」第４期修了イベント

SABFA校長も務める資生堂チーフヘアメイクアップディレクターの計良宏文が2022年から参画している、10代のためのクリエイションの学び舎「GAKU」が展開するクラス「我美（わび）と作美（さび）」の第4期の活動が修了しました。
最終授業では、展示イベントが渋谷PARCOで開催され、計良宏文と谷口丈児が登壇しました。

「我美と作美」第4期は2024年9月から全11回開催され、生徒のみなさんが美意識を深めたり、広げたりしていくための講義や、美しさを表現するためのメイクアップ技術を実践形式でレクチャーしました。

【計良宏文コメント】
今期で4期目となりますが、毎回生徒たちに気づかされることがあり刺激をもらっています。10代という多感な時期に、「自分らしい新しい美しさ」を表現するということに対して、素直に、純粋にモノづくりに向き合う姿勢がまぶしく、底知れないエネルギーを感じました。
私たちは流行や美に対して、何が正解かを問うて、答えを見出そうとしすぎているようにも感じます。これからの時代の新しい美が、子供たちが考えるような形だとしたら、それはもっと自由であるべきだし、何かと比べて美しいと捉えることではないのかもしれません。
美を生み出すプロセスや、人と違う価値自体に美しさが存在する。そういう時代がこれからやってくるような気にさせてくれました。圧倒的な美しさの裏側に、新しい美の価値が存在していることに、我々は気づき、先頭を切って提唱していく必要があると感じます。