この記事では、中村潤がメイクアップのチーフを務めた「Niccolò Pasqualetti」のレポートをお届けします。
![[Niccolò Pasqualetti] 2026 SS Paris Fashion Week Report](https://hma.shiseido.com/wpss/wp-content/uploads/2025/11/2025-11-17_14-59-36_678548.jpg)
[Niccolò Pasqualetti] 2026 SS Paris Fashion Week Report
中村潤がメイクアップチーフを担当しました。
- 中村 潤
2025年9月29日~10月7日まで、パリ ファッションウィーク2026年春夏ウィメンズコレクションが開催され、資生堂ヘアメイクアップアーティストは今シーズンも様々なブランドにヘアメイク協力しました。
協力ブランド
RUOHAN、Christian Wijnants、Niccolò Pasqualetti、CFCL、JENNYFAX、Paula Canovas del Vas
Niccolò Pasqualetti Spring Summer 2026
今季のショーは、Niccolò Pasqualettiの持ち味である有機的、彫刻的な強さを感じさせる個性はそのままに、フューチャリスティックな印象を加えたルックで展開されました。
ニッコロからは、「美しい肌と、少しのフューチャリスティックな印象を加えたい」とのメイクオーダー。‟フューチャリスティック”なメイクは、やりすぎると妙に強さのある表現に傾きやすく、それでは彼の「控えめだが強い表現」にはマッチしないため、アイシャドウはシャープで大胆に広げながらも、色合いをごくソフトなグレーにし、エッジになりすぎないように表現しました。
メイクのポイント
キーとなる、フューチャリスティックなアイメイクは、淡いグレーを幅広くぼかし、目頭を白銀のアイライナーで囲みます。
ハードなアイメイクに見えないように、マスカラやアイライナーはせず、目頭側に、メタリックな白銀のアクセントを。
さらに、遠くから見たときにチラチラと輝いて見えるよう、輝きの強いラメを乗せています。
ベースメイクは、つやの出る下地で、少しだけ肌ムラを整え、カバーしすぎず、素肌の印象をしっかり残す仕上がりに。ピュアな印象をキープし、未来的なアイメイクとの新鮮なバランスを狙いました。
ブランドサイト:Niccolò Pasqualetti
中村潤 Instagram:@jun.nakamura24
中村 潤 Jun Nakamura

資生堂ヘアメイクアップアーティスト
CM、雑誌、ファッションショー等のヘアメイクとして活動。 Clé de Peau Beauté メイクアップアーティスト