「今季は、代々木第一体育館に一般客を含めて約4000人を集めたこれまでにない大規模なコレクションとなりました。
『だだっ広い会場でショーを行うことで、一体一体のルックを間近で見るのとは異なり、全体像としてMIKIOSAKABEのファッションを感じてほしい。』というデザイナー坂部三樹郎さんからのメッセージを受け取れる、そんな印象です。」(計良)
[MIKIOSAKABE] 2024-2025 AW Collection at RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO Report
資生堂チーフアーティスティックディレクター計良宏文がメイクチーフを担当しました。
- 計良宏文
「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」の2024年秋冬シーズンが2024/3/11~3/16まで開催され、資生堂ヘアメイクアップアーティストは今シーズンも様々なブランドにヘアメイクとして協力しました。
協力ブランド
CINOH、DRESSEDUNDRESSED、tanakadaisuke、MIKIOSAKABE、MURRAL、Queen&Jack、MARIMEKKO、FUMIE=TANAKA、YUKI TORII、HEōS
この記事では[MIKIOSAKABE]のレポートをお届けします。
MIKIOSAKABE(ミキオサカベ) 2024-2025 Autumn/Winter Collection
About Makeup Creation
「今季のコレクションで私はメイクのチーフを担当したのですが、デザイナーの坂部さんから、打ち合わせの段階で『やりたいことがある』とメイクに対するふたつの要望を伺っています。
ひとつは“みんな同じ顔”に見えるように、『全体的にキラキラ輝くメイクに』。もうひとつは『顔全体をギラギラと輝くグリッターで覆ってほしい。』というかなり具体的なものでした。
モデルの顔の個性を消すことによってファッションスタイルやアイテムに集中してもらえるようにというデザイナーの坂部さんの意図を汲み、メイクのポイントをリップに絞り、象徴的に真っ赤なリップを使用することで画一性を生み出しました。」
●Sparkling Makeup
「“キラキラ輝くメイク”を作るという点では、ダイヤのように輝くホワイトのグリッターをフェイス全体に満遍なく丁寧にのせるように定着させ、どの角度から見てもキラキラと輝くように仕上げています。」
●Glitter Makeup
「“ギラギラ輝くグリッター”という点については、技術的な面でいうと、資生堂の最新技術を駆使して顔全体を大粒のグリッターで覆う特殊なメイクを施しています。」
「仕上がりはかなり強烈でインパクトのあるルックではありますが、見る側にもドキッとする衝撃を与えながら、『なぜ?』という疑問を感じてもらうことも含めて、受け手側の想像力を掻き立てるような実験的なコレクションとなったと思います。」(計良)
Used products from SHISEIDO makeup
ベース:
SHISEIDOエッセンス スキングロウ プライマー
SHISEIDOエッセンス スキングロウ ファンデーション
リップ:
SHISEIDOモダンマット パウダーリップスティック529
グリッター:
グリッター ホログラム
グリッター ガラスホワイト
Collection Report はこちら
資生堂ヘアメイクアップアーティストInstagram
brandサイト:MIKIOSAKABE
前シーズンの記事はこちら:MIKIOSAKABE 2023-24 A/W Collection
計良 宏文 Hirofumi Kera
資生堂チーフアーティスティックディレクター
豊かな表現力と圧倒的な完成度で、多くのトップクリエイターから支持されるアーティスト。ヘアメイクの概念を刷新する活動で日本初・公立美術館での個展開催も.。